九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

マス・フォア・インダストリ研究所ニュースレター(2025年)

目次

季刊:「長」のつぶやき

2025年12月 リエゾン戦略部門長の呟き:九州での初めての勤務 (12月)

 早いもので、もう3年前のことになります。経済産業省を退職して1年半となろうとしていた2022年の年末、一般企業で役員として勤務していた小職のもとに、W先生から1通のメールが来ました。「IMIで働くことに興味はありませんか。」

 W先生とは、2013年、小職が経済産業省の大学連携推進課長であった頃、大学院生向けの研究インターンシップ事業(現在の「C-ENGINE」)を立ち上げる際に、九州大学の代表として、準備委員会の委員をお願いした関係で、その後も懇意にさせて頂いていました。

 最初の率直な感想は、「今更、九州に行くのか? 数学を離れてから30年近くも経って、数学関係の仕事をするのか?」

 とは言え、大学院まで数学を専攻してきたこともあり、自分の中には、数学的思考が常に存在していましたし、また、内閣府で勤務していた時代には、当時のCSTI議員であったK先生と一緒に、「数理・AI・データサイエンス」 教育の推進を唱え、第6期科学技術・イノベーション基本計画(2021年3月閣議決定)でも、その重要性について強調していたこともあり、第2の疑問については、結局、巡り巡って、自分に戻ってきたのかもしれないという感覚でした。

 東北大学、東京科学大学(当時は東京医科歯科大学)、金沢工業大学、秋田県立大学で、既に、客員教授などの仕事を請け負っていたこともあり、大学での勤務そのものには、あまり違和感はありませんでした。ただ、これらでは、大学全体としての戦略策定や各種政策(国のイノベーション政策、産学連携、スタートアップ、基準認証など)についての仕事や講義を受け持っていましたので、「数学関係の仕事」 には、やはり一瞬、躊躇がありました。

 最初は、お誘いについてお断りをさせて頂くつもりでした。理由は、数学から離れて長い年月が経っていたということ、それから、当時の会社では役員を任されており、兼業を含めて満足のいく仕事環境にあったことなどです。加えて、2023年には、さらに別会社の役員になるという話もあり、転職する理由は特に見つかりませんでした。

 2023年の6月頃だったかと思います。梶原所長に、「新たに別会社の役員になるので、1年間は今の会社を辞めることはできません」 と、やんわりとお断りのお返事をしました。しかし、お返事は、「1年待てばいいのですか? 教員の異動では、1年後の異動というのも良くあることです。」

 率直に申し上げれば、「参ったな」 という気分でした。その後、IMIとはどのような組織なのか、どのような仕事をするのか、どのような体制なのかなどなど、色々と伺っていくうちに、とうとう転職という方向に傾き始めました。

 最後の課題は、「九州」 でした。秋田県での5年間の勤務経験がありますので、地方勤務自体に嫌悪感があったわけではありません。ただ、40歳の前半で、長いキャリアの1つとして地方勤務を経験することと、既に国家公務員としては勤め上げて、むしろ経験値を持って貢献しなければならない立場にある身とでは、自ずと求められる役割が違います。数学系の研究所で、どれほどの貢献ができるのか、それも、東京から遠く、知り合いもほとんどいない九州の地で。今更、新しいことに挑戦するのか?

 最後に決心を促してくれたのは、IMIが、日本唯一の応用数学・産業数学を振興する研究所であるという点です。大学の普通の数学科、数理学科では、決して転職しなかったと思います。数学の理論を産業の発展のためにも展開する、あるいは、産業界の困っている点について何等かの助言をする、さらには、産学協働の中から新しい数理科学の芽を発見する、こういったことを本職としているのは、国内では、IMIが唯一の組織なのです。

 小職の帰属するリエゾン戦略部門は、正に、このようなIMIの活動の窓口となる部署です。IMIが創立されてから15年めを迎えましたが、まだまだ小さな組織であり、活動の拡大とそのための体制・制度の整備が山積しています。また、本格的なAI時代を迎え、産業界の皆様からのお問い合わせなども急速に増加しています。さらには、日本の応用・産業数学のリーダーとして、学際分野の開拓、国際関係の強化、国内の関係者のネットワーク化、地域との連携などへの期待も高まっています。

 研究者の方々があまり得意としない、これらの点について、一元的な窓口となり、総括的に業務を行っているのが、リエゾン戦略部門になります。

 その意味では、小職のこれまでの経験が、何らかの形でお役に立つ部分もあるのではないかと期待と希望を持っているところです。ただ、もちろん、文化や組織の違いから来る相違点や、チャレンジしなければならない点も沢山あります。その意味では、常に挑戦も不可避だとも感じています。

 少し長くなってしまいました。産業界を含めた学内外の皆様には、何かありましたら、是非、遠慮なく、リエゾン戦略部門にお声かけ下さい。皆様にできるだけ寄り添って、良い方向性が見つけられるよう、一緒に考えさせて頂ければと思っています。

リエゾン戦略部門長・教授
佐藤 文一

2025年11月 副所長の呟き:IMIが設立された頃の話を少し (11月)

IMIは2011年に九州大学数理学研究院から分離・独立する形で設立されました。

この年はちょうど東日本大震災が起こった年であり、また九州大学創立100周年にも当たる節目の年でした。その2年後の2013年には、文部科学省から共同利用・共同研究拠点として認定され、現在に至っています。

当時、私のような数学の研究者が「産業界との共創を目指す研究所」に所属するということが、どのような意味をもつのか、正直あまり意識していませんでした。実際、まだ箱崎キャンパスにいた頃、若山正人数理学研究院長(当時)から突然電話がかかってきて、「数理学研究院が今度数理とIMIという二つの組織に分かれるけど、IMIに来る?」と聞かれ、特に深く考えることもなく「はい、いいですよ」と答えたのを覚えています。

そうしてIMIがスタートしたある日、若山初代IMI所長(当時)からまた突然(笑)「1か月ほどIBM東京基礎研究所に行ってこない?」と言われて、訳も分からないまま出かけることになりました。予備校講師のアルバイトの経験はありましたが、いわゆる会社勤めの経験は一度もなかったので、どうなることかと思いました。しかし実際に行ってみると、現地の研究所には数学に理解のある研究者の方々も多く、さらに大学からのインターン学生もいて、結果的にはとても楽しく、刺激的な時間を過ごすことができました。

現在、IMIも深く関わっている大学院マス・フォア・イノベーション連係学府の学生たちは、博士後期課程で長期インターンシップが必修科目となっています。彼らが「インターンシップ先がどんなところか分からず不安もあったけれど、行ってみたら案外楽しかった」と話すのを聞くと、当時の自分と重なるところがあり、思わず頷いてしまいます。こうした経験は、誰かが「えいや」と背中を押してくれないと始まらないものです。(もっとも最近では、そうした一言や後押しが“パワハラ”や“アカハラ”と受け取られかねない時代でもあり、なかなか難しいところではありますが……。)

現在、東芝の研究者の方がクロスアポイントメントでIMI教授として在籍されています。

企業と大学の双方で制度的な難しさもあるかもしれませんが、逆にIMIの教員が企業の研究所に何らかの形で所属できるような仕組みができれば、いわば「教員インターンシップ」として興味深い取り組みになるのではないかと思います。そのような取り組みを、15年も前に私自身が体験していたというのも、今思えばなかなか興味深いことです。私がIBM東京基礎研究所に一月も滞在できたのは、IMIとIBMの研究所の所長たちの間で、形式ばらない「あうんの呼吸」のようなものが働いて、話がとんとん拍子に進んだからかもしれません。

企業の研究所に行って学んだことは、企業で即戦力となる数学は「最適化理論」と「統計」であるということでした。設立当時IMIには最適化理論の専門家はおらず、その重要性を鑑みて、最適化理論の専門家を採用するための人事を進めることになっておりました。(ちなみに九大数理には歴史的に統計の研究者が多数在籍していましたので、そちらは問題ありませんでした。)その際、素人同然の私がその人事の取りまとめ役を務めることになり、かなり勉強して国内で著名な最適化理論の研究者の方々にお声がけし、研究会を開催するなどして当時の動向を調べました。その甲斐もあって、優れた研究者を採用することができ、現在IMIには最適化分野の優秀な研究者が多く集まっています。また、私自身もそのときお招きした研究者の方と交流を持つようになり、後に数本の論文を共著する機会にも恵まれました。

あれから15年が経とうとしています。ようやく産業界や異分野の方々との関わり方も、少しずつ分かってきたように思います。お互いの言語や価値観を共有するには時間がかかること、研究のタイムスケールが異なることなど、課題は少なくありません。このことは程度の差こそあれ、数学内の他分野との協働でも同様です。しかし、それらを乗り越えることができれば、非常に面白い研究が進んでいくと実感しています。そうした産業界・異分野との協働のあり方は、若手のIMI所員たちにとっては取り立てて言うまでもなく、すでに当たり前のことになっているのかもしれません。

設立当時のメンバーも徐々に定年を迎える時期となり、今後7,8年で新たにIMIに加わった第2世代の研究者が中心となる時代に入っていきます。個人個人で重きを置く所が違うとは思いますが、私が大事に考えているマス・フォア・インダストリの理念の一つは、産業界との共創を通じて数学の世界にも新たな息吹をもたらすことにあります。実際、産業界にはまだ数学として十分に体系化されていない興味深い問題が数多く存在することも分かってきました。近年のAIや機械学習の発展も、その一例といえるでしょう。いずれ、そうした課題も数学的に定式化され、新たな理論や手法が生まれていく——その過程をこれからも間近で見届けていきたいと思っています。

マス・フォア・インダストリ研究所 副所長
白井 朋之

2025年10月 所長の呟き (10月)

今は昔,大学の「学部長」「研究科長」「研究所長」など,いわゆる部局長は一種の名誉職で,時として「暴れる」教授たちを抑え込む権威をもち,主に内部の調整などに集中していた時代もあったと思います.もっと昔には,学部長には公用車もついた時代もあったとか.

現在のIMI所長は,日本で唯一の産業数理・応用数理を開拓し牽引する研究機関の長として,実務も含めてリーダー的な役割を担います.国内では産業界や行政,学会などとの意思疎通を密にして,戦略的に重点投資すべき研究の方向性を見出し,必要な概算要求(組織整備)や資金獲得に挑戦しなければなりません.また海外においてもコミュニティの活動を牽引したり,各国のコミュニティや研究機関との関係を築いて研究所や日本の認知度を上げ,インパクトの高い国際共同研究に向けた環境作りをしたりすることが重要です.

そのためには,IMIが産業界・社会・地域社会・研究コミュニティなどと「共に創る」研究所であることが重要です.国や社会の切実なニーズと個別の研究者のやりたいことを折り合わせ,所員も関連する方々も元気になる道,むしろ,研究者がやりたいことを追求していると自然にそれが社会貢献にもなっている,そういう道を探るのが,IMI所長の腕と言えましょう.

この数ヶ月,IMIの運営に関してさまざまな動きがありました.まず重点研究の方向性について,昨年,IMIは最適化と量子数理,および国際連携活動の強化を打ち出し,「先端最適化・量子数理研究部門」と「国際連携展開部門」を新設する概算要求を提出しましたが,8月に文科省から内々定が通知されました.最終決定は12月下旬に通知される予定です.なお,量子数理に関しては,既に内閣府のBRIDGEプログラムに採択され,学術研究員を1名雇用して研究を進めています.IMIは量子技術の業界団体「Q-STAR」のアカデミア会員ですが,9月9日には「Q-STAR・G-QuAT共同シンポジウム2025」が林芳正・量子技術推進連議員盟会長,島田太郎・Q-STAR代表理事(東芝社長)を始め,各界の多数の重要人物が参加して開催されました.そこに私も参加して,とてつもない熱気を肌で感じ,国の重要分野にIMIが貢献する重要性を改めて思い知った次第です.さらに,文科省の共同利用・共同研究システム形成事業「学際領域展開ハブ形成プログラム」には新学際研究分野「マス・フォア・ライフ」の開拓を目したプロジェクトを提案しました.新規1件のみの狭き門で,ヒアリングにまで進みましたが,力及ばず不採択でした.来年度も構想をさらに充実させて再挑戦します.

産業界,社会との関係強化に関して,IMIでは今年1月に企業や自治体幹部をお招きしてIMIアドバイザリーボードを設置しました.9月4日には第2回の会合を対面で開催し,現在の社会や科学技術の動向を踏まえた貴重なご意見を頂戴しました.それを運営に取り入れ,次回の会合(来年3月頃を予定)でその結果を報告します.

海外との連携強化に関して,まず,昨年度よりJSTのNEXUSプログラムに採択され,企業の協力の下でマレーシア工科大学(UTM)との連携活動が本格化しています.IMIはUTMの学生1名の長期滞在を受け入れ,教員1名と学生1名をUTMに派遣して共同研究を行いました.8月6日にはマハティール元首相の九州大学訪問の機会に,私が表敬訪問する機会を得ました.さらに8月26日にはUTMから学生2名,教員6名が来訪し,マレーシア大使からのビデオメッセージも得て合同研究集会が開催され,パートナー企業への訪問も行われました.今後,マレーシア分室の設置も視野に,連携を強化します.

IMIはアジア・太平洋産業数学コンソーシアム(Asia Pacific Consortium for Mathematics for Industry, APCMfI)の運営に参画し,事務局を置いています.その年会Forum “Math-for-Industry”は,今年は韓国のAjou University,Postech,NIMSがホストして,8月18日〜20日にソウルで開催され,九大からも12名の学生と1名のポスドク、9名の教員が参加しました.来年はタイで開催予定です.

さらに,私は各国の学会等をメンバーとする国際機関,国際産業数理・応用数理評議会(International Council for Industrial and Applied Mathematics, ICIAM)の理事を務めています.9月13日にハノイでBoard Meetingが開催され,次期Presidentの選挙が行われました.私は日本応用数理学会と日本数学会からノミネートされましたが,残念ながら選出されず,米国SIAMの前会長でICIAMの前SecretaryのSven Leyffer氏が当選しました.しかし,アジア太平洋地域や欧州から支持を得てかなりの票が入ったようで,これまでの海外活動の成果が支持という形で現れたことはよかったと思います.今後も理事の活動を続けつつ,4年後の次回の選挙はどうするか,状況を見ながら態度を決めたいと考えています.

その他,人材育成の一環として,IMIでは福岡県教育委員会と連携して中学生・高校生へのアウトリーチ活動にも積極的に取り組んでおり,出前授業のほか,7月30日には福岡県立高校の生徒向けに「Math for the Future」を開催し,好評を得ました.このような活動を通じて数学への社会の理解を得るとともに,数学が好きな生徒を増やし,将来の高度数学人材育成の基盤としたく思います.

以上のように,冒頭に記したビジョンを実現するため,IMIではさまざまな取組を行っており,それを通じて所員も元気を得て自分の研究活動に活かすことができていると確信しています.8月には日本経済新聞の取材を受け,9月13日に「「科学の女王」数学、日本の研究水準は高いが…AIなど産業応用は後れ」という記事が掲載され,メディアからも応援いただいた形です.以上の活動には,2024年度から本格稼働している「リエゾン戦略部門」が大活躍していることは特筆しておきたく思います.

ということで,私は今日もまたIMI所長として毎日をバタバタと送っているというわけです.IMI所長としての「腕」がどうかについては皆様のご判断にお任せしたく思いますが,今後もIMIに皆様のご理解とご支援をいただけるよう,どうぞよろしくお願い致します.

マス・フォア・インダストリ研究所 所長
梶原 健司

特集

研究者ピックアップ:研究・技術カタログ

IMI所員の主要研究課題を毎月3名ほどピックアップし、概要「数学の種」、1つのトピックの詳細「研究・技術カタログ」として紹介いたします。
「所員詳細ページへ」をクリックいただくと「数学の種」と簡単なリンク等の情報を、タイトルを直接クリックいただくか、「所員詳細ページへ→研究・技術カタログ」をクリックいただくと、研究・技術カタログをご覧いただけます。

プレスリリース・メディア

[プレスリリース] 九州大学と住友電装、AI・数理技術を活用した次世代ものづくりの共同研究推進拠点を開設

【プレスリリース】弊所が日本経済新聞の取材を受け、9月14日の紙面に掲載されました(オンライン版もあり)

【プレスリリース】研究成果:新型コロナワクチンの継続的な接種を優先すべきは誰か?

九州大学に公的統計オンサイト施設を設置!開設キックオフセミナーを開催

[プレスリリース] クロスアポイントメント制度に基づく(株)東芝研究者のIMI教授就任について

ニュース

近日公開(12月5日ごろ):IMIでのイベントに関するお知らせ

12月5日ごろを目処に、IMIのイベントに関連するお知らせを1つ追加します。

2026年度 共同利用研究計画公募開始 (2026年1月29日(木)締切)

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所において、共同利用・共同研究拠点:2026年度の共同利用研究の公募を開始いたします。
詳細は以下のリンクをご覧下さい。多くのご応募をお待ちしています。

2026年度 共同利用研究計画公募(2026年1月29日(木)締切)

『異分野異業種研究交流会2025』ベストポスター賞に、南 和宏さん(M2)

令和7年9月4日、第二回 IMI アドバイザリーボードを開催

産業数理統計チュートリアル(2025/12/11(木)・12(金)開催)のお知らせ

【写真・報告書追加】IMI・マレーシア工科大学CIAM共催の国際シンポジウム終了

数学・数理科学5研究拠点合同市民講演会「マス・フォア・ソサエティ -社会を支える数理のチカラ-」(2025/11/15(土)開催)のお知らせ

IMI所長がマハティール・マレーシア元元首を表敬訪問

7月11日(金)福岡県立宗像中学校・高等学校にて出前授業が行われました

日本建築学会 第2回情報ワークショップ(2025年9月9日開催,IMI後援)のお知らせ

2025年7月 IMI Colloquiumを開催しました

令和7年度 IMI出前授業@福岡県立宗像中学校・高等学校

2025年5月 臨時IMI Colloquiumを開催しました

Web サイトへの広告募集について(マス・フォア・イノベーション連係学府)

マス・フォア・インダストリ研究所ニュースレター第36号

2025年6月 IMI Colloquiumを開催しました

九州大学IMIオンサイト施設開設キックオフセミナー(2025/6/13(金)開催)のお知らせ

Study Group Workshop 2025 (7/23(水)–7/29(火)開催)のお知らせ

2025年4月 IMI Colloquiumを開催しました

イベント報告:第3回CEMDI-PAIMSシンポジウム

2025年5月 IMI Colloquiumを開催しました

[ピックアップ] 量子計算時代にも安全に利用可能な「日本発のデジタル署名方式」公開

九州大学 IMI オンサイト施設 ホームページを開設しました

ICIAM会長 Wil Schilders教授 来所

FMfI2024ポスター賞 出張報告 (柴田 修平氏, 九州大学)

数理学研究院 原隆教授、IMI 福本康秀教授 最終講義

IMI ニュースレター第35号

2025年度 共同利用研究計画 随時募集枠 公募開始

2025年1月 臨時IMI Colloquiumを開催しました

IMI、アドバイザリーボードを設置・令和7年1月に第1回を開催

九大データ駆動科学セミナー『計測技術と統計解析を基盤とした異分野共創』

I²CNER-IMI Joint International Workshop ~Statistics and AI for Energy Systems Research~

2025年1月 IMI Colloquiumを開催しました

2024年12月 IMI Colloquiumを開催しました

表彰

『異分野異業種研究交流会2025』ベストポスター賞に、南 和宏さん(M2)

鍛冶 静雄 教授 2025年度日本液晶学会賞 論文賞(B部門) 受賞

鍛冶 静雄 教授が令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞[コメント追記]

FMfI2024ポスター賞 出張報告 (柴田 修平氏, 九州大学)

山口晃広教授 日本データベース学会 若手功績賞を受賞

IMI主催・共催のイベント

IMI福岡県高校生対象アウトリーチ 「Math for the Future Vol.2」開催(令和7年12月22日)

産業数理統計チュートリアル(2025/12/11(木)・12(金)開催)のお知らせ

第4回 MfIP連携探索ワークショップ@東京大学

(投稿者:田上 大助)

東京大学 駒場キャンパス

[再掲] 数学・数理科学5研究拠点合同市民講演会「マス・フォア・ソサエティ -社会を支える数理のチカラ-」

ハイブリッド開催(九州大学伊都キャンパス日本ジョナサン・KS・チョイ文化館 中山ホール / Zoomウェビナー)

研究集会「解析的表現論」/ Analytic Representation Theory in Tokyo (École thématique du CNRS ARTinTOKYO)

(投稿者:落合 啓之)

東京大学ニッセイ大講義室

理研 iTHEMS Math & Computer SG Seminar : SUURI-COOL (kyushu)

宋 珠愛氏(投稿者:富安 亮子) (講演者所属:九州大学数理学研究院)

Rational function semifields of dimension one

開催場所:理化学研究所 iTHEMS / オンライン

第80回 La Trobe-Kyushu Joint Seminar on Mathematics for Industry

講演者:Masayo HIROSE, Kyushu University (Japan)

タイトル:Multiple-Goal EBLUP under an Area-Level Model for Small Area Estimation

第79回 La Trobe-Kyushu Joint Seminar on Mathematics for Industry

講演者:Dan Wang, Northwest University (China)

タイトル:Nonparametric control charts for monitoring changes in statistical processes

[写真追加] 7月30日(水)アウトリーチイベント 第一回 “Math for the Future” 報告

IMI所員が携わるイベント(IMI主催・共催以外)

2024年12月 IMI Colloquiumを開催しました

離散および連続多目的最適化ベンチマーク問題の統合 (2025/1/20(月)~22(水))開催のお知らせ

2025年1月 IMI Colloquiumを開催しました

第四回JST未来社会創造シンポジウム「社会課題は数理科学で解決できる!?ー数理と起業の狭間」開催

I²CNER-IMI Joint International Workshop ~Statistics and AI for Energy Systems Research~

九大データ駆動科学セミナー『計測技術と統計解析を基盤とした異分野共創』

統計数学☓情報☓物質セミナー②〜高次元データの計測と統計解析~(2025/2/28(木)開催)のお知らせ

2025年1月 臨時IMI Colloquiumを開催しました

IMI Colloquium in April 2025 (2025/1/8(水)開催)のお知らせ

設計の新パラダイムを拓く新しい離散的な曲面の幾何学(2025/3/10(月)~13(木)開催)のお知らせ

Workshop on Mathematics for Machine Learning and Its Application to Industry(2025/4/17(木)〜18(金)開催)のお知らせ

SGW2025 ホームページ開設

Finite Element solver for kinematically incompatible non-simply connected Föppl-von Kármán plates(2025/4/28(月)開催)のお知らせ

Advancing Materials Data, Design, and Discovery(2025/4/23(水)-25(金)開催)のお知らせ

量子測定の新たな展開:誤差–擾乱の評価と量子コンピュータによる実験的検証(2025/5/14(水)開催)のお知らせ

産学連携と数理・暗号分野連携によるカードベース暗号の深化と新境地Ⅱ(2025/5/28(水)開催)のお知らせ

ワークショップ 数理・計算・データに基づく流体解析の最前線(2025/6/12(木)–13(金)開催)のお知らせ

IMI Colloquium in June 2025 (2025/6/11(水)開催)のお知らせ

2025年5月 IMI Colloquiumを開催しました

Fukuoka Statistics DS workshop 2025(2025/6/22(日)–6/23(月)開催)のお知らせ

イベント報告:第3回CEMDI-PAIMSシンポジウム

2025年4月 IMI Colloquiumを開催しました

Study Group Workshop 2025 (7/23(水)–7/29(火)開催)のお知らせ

九州大学IMIオンサイト施設開設キックオフセミナー(2025/6/13(金)開催)のお知らせ

2025年6月 IMI Colloquiumを開催しました

IMI福岡県立高校生対象アウトリーチ 「Math for the Future」開催のお知らせ(令和7年7月)

九州大学IMIオンサイト施設開設キックオフセミナーを開催しました

8月26日UTM-KU合同国際シンポジウム@九大のお知らせ

2025年5月 臨時IMI Colloquiumを開催しました

IMI Colloquium in July 2025 (2025/7/9(水)開催)のお知らせ

Forum “Math-for-Industry” 2025(8/18(月)-20(水)開催)

2025年7月 IMI Colloquiumを開催しました

Topological Data Analysis and Industrial Mathematics(2025/8/5(火)–8(金)開催)のお知らせ

マルチエージェントシステム・ハイパーグラフ・最適制御理論の協同と応用(2025/8/22(金)開催)のお知らせ

日本建築学会 第2回情報ワークショップ(2025年9月9日開催,IMI後援)のお知らせ

Special IMI Colloquium in October 2025 (2025/10/2(木)開催)のお知らせ

実解析的手法を用いたニューラルODEに対する表現能力の解析と実データ解析への応用(2025/9/11(木)開催)のお知らせ

Quality-Divesityに基づく多様な構造を持つ最適化問題の研究(2025/8/20(水)–22(金)開催)のお知らせ

エクスパンダーグラフにまつわる数理科学と応用(2025/8/25(月)–27(水)開催)のお知らせ

西日本アライアンス 大学間共同PBL「人間の身体運動データサイエンスと応用アプリケーション」(2025/9/17(水)開催)のお知らせ

Mini Symposium:Advances in Data Science — Bridging Statistics and AI in Health, Agriculture, Climate, and Ecology(2025/9/2(火)開催)のお知らせ

Random Geometry and Topology and Related Topics

(投稿者:白井 朋之)

京都大学数理解析研究所

第37回RAMP 数理最適化シンポジウム (RAMP 2025)

(投稿者:吉良 知文)

九州大学西新プラザ
弊所から以下の先生が実行委員として参画しています。
(敬称略)神山 直之(実行委員長)、吉良 知文、脇 隼人
*「マス・フォア・イノベーション 卓越大学院」が協賛として参画。

九州大学解析セミナー

(投稿者: 武内 太貴)

九州大学伊都キャンパス

Quantum Interactions – from and to Number Theory, Representation Theory, and Graph Theory

(投稿者:池松 泰彦)

九州大学伊都キャンパス

九州大学関数方程式セミナー

(投稿者: 武内 太貴)

九州大学西新プラザ

集中講義:深川 宏樹氏(DeepFlow株式会社)

(投稿者:田上 大助)

講義題目:微分形式を使った物理シミュレーション

九州大学伊都キャンパス

おいでMath談話会 (Catch-all Mathematical Colloquium of Japan)

11月の講演者:佐野 岳人氏(投稿者:落合 啓之) (講演者所属:理化学研究所)

結び目の不変量とその圏化 (Knot invariants and their categorification) / 産業での9年間とアカデミアでの9年間 (9 years in industry, 9 years in academia)

登録フォーム:https://forms.gle/zHk3RZN6mPrawijC6

集中講義:高安 亮紀氏(筑波大学)

(投稿者:松江 要)

講義題目:時間発展する偏微分方程式の厳密な数値求積法

九州大学伊都キャンパス

九州大学解析セミナー (2025年11月)

(投稿者:武内 太貴)

いずれも九州大学伊都キャンパスにて開催

九州関数方程式セミナー (2025年11月)

(投稿者:武内 太貴)

いずれも九州大学西新プラザで開催

おいでMath談話会 (Catch-all Mathematical Colloquium of Japan)

12月の講演者:篠田 万穂 氏(投稿者:落合 啓之) (講演者所属:お茶の水女子大学)

講演題目:記号力学系上の熱力学形式 (Thermodynamic Formalism on Symbolic Dynamics) / ステレオタイプ脅威と分断線 (Stereotype Threat and Faultline)

登録フォーム:https://forms.gle/GC8QAnQqN9cYC9qn7
登録締め切り:12月18日(木)17時

集中講義:大場 貴裕氏(大阪大学)

(担当教員:佐伯 修)

講義題目:接触・シンプレクティック多様体のトポロジー入門

九州大学伊都キャンパス

九州関数方程式セミナー (2025年12月)

(投稿者:武内 太貴)

九州大学西新プラザ

IMIコロキウム

IMI Colloquium in January 2026「AI開発で活用される数学的素養 ~AI開発の現場から~」(2026/1/14(水)開催)のお知らせ

IMI Colloquium in December 2025 「量子アルゴリズムで企業課題を考える ― 数学から見るアニーリング&ゲート方式の役割」(2025/12/10(水)開催)のお知らせ

IMI Colloquium in November 2025 「メディアにおける課題の発見と解決」(2025/11/12(水)開催)のお知らせ

IMI Colloquium in October 2025 「電気自動車の特徴と開発課題について」(2025/10/8(水)開催)のお知らせ

2025年度共同利用研究

量子誤り訂正理論の表現論的アプローチと量子人材育成(2025/12/10(水)–12(金)開催)のお知らせ

トポロジーとコンピュータ 2025(2025/12/5(金)–7(日)開催)のお知らせ

希薄プラズマに現れる不安定現象の理解へ向けた数理モデルと数値解法(2025/11/18(火)開催)のお知らせ

統計数学☓情報☓物質セミナー①〜数学とマテリアルズDX〜(2025/11/21(金)開催)のお知らせ

記号計算の高速化と産業課題解決への応用3(2025/11/13(木)–14(金)開催)のお知らせ

干拓地における液状化ハザードマップの改善に向けた新たな手法(2025/10/24(金)開催)のお知らせ

代数曲線やアーベル多様体に関連する数論アルゴリズム(2025/10/20(月)–22(水)開催)のお知らせ

防災志向を深化させる実験・産業・数理の融合アプローチの新展開(2025/10/22(水)開催)のお知らせ

China-Japan Joint Workshop on Practical Inverse Problems Based on Interdisciplinary and/or Industry-Academia Collaboration(2025/10/14(火)–17(金)開催)のお知らせ

機械学習と数理モデルの融合と理論の深化 Ⅲ(2025/10/11(土)–13(月)開催)のお知らせ

xR技術を活用した教育手法の確立と教育DX化(2025/10/3(金)開催)のお知らせ

Digital Brain Workshop(2025/10/17(金)–19(日)開催)のお知らせ

Logic, Algebra and Category Theory: Applications in Computer Science(2025/9/29(月)–10/3(金)開催)のお知らせ

Non-Commutative Probability and Related Topics 2025 (非可換確率論とその関連領域2025)(10/8(水)–10(金)開催)のお知らせ

海外からの来訪研究者

9月来訪者: 1

Francis Hui (The Australian National University(オーストラリア))

9月来訪者: 2

Emi Tanaka (The Australian National University(オーストラリア))

9月来訪者: 3

Soon-Sun Kwon (Ajou University (韓国))

10月訪問者

Ying Cheng (National University of Singapore(シンガポール))

8月/9月来訪者(追加情報)

SHARIFFAH SUHAILA SYED JAMALUDIN (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月来訪者(追加情報):1

Nur Shafiqah Najwa Binti Mohd Fairuz (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月来訪者(追加情報):2

NORHAIZA BINTI AHMAD (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月来訪者(追加情報):3

NORAINI BINTI HASAN (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月訪問者(追加情報):4

NIK ZETTI AMANI BINTI NIK FAUDZI (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月訪問者(追加情報):5

Zaiton Binti Mat Isa (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月訪問者(追加情報):6

Arifah Bahar (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

8月訪問者(追加情報):7

ZAITUL MARLIZAWATI BINTI ZAINUDDIN (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA(マレーシア))

10月-11月訪問者

Evgeny Verbitskiy (Leiden University(オランダ))

11月-12月訪問者

Daurenbek Serikbaev (Institute of Mathematics and Mathematical Modeling(カザフスタン))

人事異動

異動 (2025年10月) 3

福本 康秀 学術研究員

採用(次世代ものづくりイノベーション推進拠点)

異動 (2025年10月) 2

森山 哲裕 准教授

採用(次世代ものづくりイノベーション推進拠点)

異動 (2025年10月) 1

Nguyen Dinh Hoa 准教授

退職:ハノイ科学技術大学・講師へ
※R7.10.1~R8.9.30 学術研究者(訪問教授)として受け入れ予定です。

人事公募

[再掲] 教授または准教授または助教1名 公募

[再掲] 准教授2名および助教2名 計4名程度 公募

教授または准教授または助教1名 公募(2026/1/7(水)正午(JST)締切)

[再掲] 准教授2名および助教2名 計4名程度 公募(2025/12/5(金)正午(JST)締切)

准教授2名および助教2名 計4名程度 公募(2025/12/5(金)正午(JST)締切)

学術研究員(ポスドク) 1名 公募(2025年7月31日(木)締切)

2025年度 共同利用研究計画 随時募集枠 公募開始

その他のお知らせ