
(理論面の)対象 | 意思決定が繰り返し必要な問題(多段階意思決定過程)や不確実性を含む問題(確率モデル)に適用する動的計画法の理論とその応用 |
(理論面の)目標 | 産業分野の実課題への対処を通じた新たな必要モデルの構築、その理論的背景の整理・研究 |
ここまでの成果/重要な発見 | 重要事例(きょうだいを考慮した保育所の公平な利用調整、物流の共同輸送マッチングなど)に対する新しい解法の構築とその社会実装 |
これからの目標/現在取り組んでいる目標 | 社会的課題であり学術的にも価値ある多様な問題の掘り起こし、それらの解法の提案 |
応用上の成果/目標 | 解法を社会実装にまで繋げ、それが広く活用されること |
さらなる発展の可能性・方向性 | 限られた財やサービスを効率よくかつ公平に利用できる真のスマート社会の実現に向けて、学術の面から貢献すること |
私の専門分野は数理最適化です.特に,意思決定が繰り返し必要な問題(多段意思決定過程)や不確実性を含む問題(確率モデル)に関心があります.私は, この種の問題を効率良く解決する手法である動的計画法の理論とその応用の研究に従事してきました.
また,社会的課題に対して,数理技術(最適化やゲーム理論など)を用いて,公平で納得度の高い制度や施策を設計する研究(ソーシャル数理)に従事しています。これまで,(a)福岡空港における旅客満足度向上,(b)きょうだいを考慮した保育所の利用調整,(c)ライフラインの災害復旧スケジューリング,(d)物流インフラとしてのパレットシェアリングシステムの最適化,(e)共同輸送マッチングシステムの開発など,現場と協働して技術開発をおこなってきました。
キーワード | ソーシャル数理,動的最適化,確率最適化,マルコフ決定過程 |
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部門 | リエゾン戦略部門 |
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