
(理論面の)対象 | ベイズ統計に基づく不確実性定量化・モデル選択 |
(理論面の)目標 | データに基づき曖昧さなく物理現象を理解するためのモデリング原理の確立 |
ここまでの成果/重要な発見 | 観測ノイズの影響を考慮したベイズ統計の漸近理論の開拓 |
これからの目標/現在取り組んでいる目標 | 計測における系統誤差やモデル構築における近似誤差に由来するモデル不一致がベイズ推定に与える影響の評価 |
応用上の成果/目標 | 凝縮系物理学における実験と理論の橋渡し |
さらなる発展の可能性・方向性 | 物理学者の価値観に沿った「良いモデル」の統計学的な定義とその数理構造の探求 |
古くは17世紀に発見されたケプラーの法則が象徴するように、単純な数式を用いて計測データを表す数理モデリングは様々な物理現象に対する理解を深めてきました。しかし、扱う現象が複雑になり、高度な計測技術を駆使する現代科学では理解が困難な計測データが顕在化しています。私は計測データに根ざしたモデリング原理を確立し、あらゆる現象を曖昧さなく理解する指針を打ち出す研究に挑んでいます。特にベイズ推定の数理を探求するとともに、凝縮系物理学を始め、広く自然科学の研究者との異分野協働による実証研究を推進しています。
キーワード | ベイズ推定、モデリング、情報統計力学 |
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部門 | 産業数理統計研究部門 |
リンク | Researchmap |