
(理論面の)対象 | 暗号理論、多変数多項式、グレブナー基底 |
(理論面の)目標 | 多変数連立2次方程式の求解困難性の解析 |
ここまでの成果/重要な発見 | 多変数多項式に基づいて開発された暗号の安全性解析 |
これからの目標/現在取り組んでいる目標 | ヒルベルト級数などの数学的不変量に基づいた安全性解析手法の開発 |
応用上の成果/目標 | コンパクトな鍵を持つ多変数多項式暗号の開発/量子計算機でも破れない暗号の開発 |
さらなる発展の可能性・方向性 | 国際標準となる暗号の開発 |
量子計算機でも解読困難とされる耐量子計算機暗号の開発について研究しています.特に,そのようなものの中で,多変数ニ次連立方程式の求解困難性に基いて構成される多変数多項式暗号に興味があります.有力な耐量子計算機暗号の候補とされていますが,公開鍵サイズが大きいことや,グレブナー基底を用いた解析が不十分であるなどの問題があり,それらの解決を目指し,研究を行なっています.
またそのほかに,整数論,特に保型表現にも興味を持ち研究を行なっています.
キーワード | 公開鍵暗号,多変数多項式暗号,整数論 |
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部門 | 先進暗号数理デザイン室, 富士通意思決定数理モデリング共同研究部門 (兼任) |
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