
(理論面の)対象 | グラフを代表とする離散的な構造を持つ最適化問題である離散最適化の研究 |
(理論面の)目標 | 離散的な構造を持つ最適化問題の性質の理解、効率的なアルゴリズムの開発 |
ここまでの成果/重要な発見 | 離散最適化における古典的な問題に対する結果の拡張と、制度設計や都市計画における最適化問題のアルゴリズム的側面の研究 |
これからの目標/現在取り組んでいる目標 | 離散最適化における重要な未解決問題の解決、周辺分野の知見を取り入れた離散最適化の新たな展開の提示 |
応用上の成果/目標 | 制度設計や都市計画から生じる現実問題への技術の応用 |
さらなる発展の可能性・方向性 | マルチエージェントシミュレーション等の技術との融合によるモデル化技術の更なる発展 |
私の専門分野は離散最適化の理論的研究です.最適化問題とは幾つかの解の候補から与えられた目的関数を最大化もしくは最小化するものを見つける問題です.その中でも,解が離散的な構造を持つものを主な研究対象としています.離散最適化が包含する問題は非常に多岐にわたるのですが,私はこれらの問題に対して離散的な凸性である劣モジュラ性や,双対性を基礎とした多面体的アプローチを通じた包括的な解法の開発を目指しています.
加えて,離散最適化に関連の深い,離散数学の一分野であるグラフ理論や理論計算機科学の一分野である計算量理論に関する研究も行っています.また,これらの理論的研究から得られた知識を,都市計画や交通,ソーシャルネットワークなどから生じる実問題へ応用することに興味があります.
キーワード | 離散最適化,グラフ理論,計算量理論 |
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部門 | 数学テクノロジー先端研究部門,数理計算インテリジェント社会実装推進部門 (兼任),リエゾン戦略部門 (兼任),富士通意思決定数理モデリング共同研究部門 (兼任) |
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