国際連携展開部門
IMIは、アジア太平洋産業数学コンソーシアム(Asia Pacific Consortium of Mathematics for Industry, APCMfI)の中核機関を務めるとともに、オーストラリア分室の設置や、協定に基づくマレーシア工科大学との交流活動の実施などを通じて、国際産業数理・応用数理評議会(ICIAM:International Council for Industrial and Applied Mathematics)をはじめとする国際コミュニティの運営にも参画してきました。
一方で、成長著しい東南アジア経済の中においては、交通、物流、エネルギーといった基礎的インフラ分野における効率化や省エネルギーの観点から、環境先進国である日本への貢献に対する期待が高まっています。加えて、日本とASEANとの友好関係は2023年に50周年を迎えており、こうした動きを背景として、その役割は一層重要性を増しています。また、防災の観点からも、これらインフラの在り方に対する関心が高まっています。また、IMIが国の重要技術分野にも研究を展開するに当たっては、経済安全保障にも配慮して国際共同研究の戦略的なマネージメントをする必要があります。
このような状況を踏まえ、本学が掲げる「アジア・オセアニアのゲートウェイ構想」を具体的かつ中核的に実践するとともに、関係諸国との戦略的連携を一層推進するため、オーストラリア分室を発展的に再編し、2026年4月1日付で「国際連携展開部門」を新設しました。
本部門では、これまで実施してきたオーストラリアおよびニュージーランドとの連携を強化するとともに、ASEANとの連携を推進し、産学連携を通じてアジア人材の発掘・育成を図り、国内における高度数理人材の不足への対応に貢献します。あわせて、経済安全保障、研究インテグリティ・セキュリティ、オープンサイエンスといった要請に対応しつつ、行政とも連携しながら国際連携に関する戦略および企画の立案を行います。さらに、国際研究コミュニティ運営への参画や、教員による国際共同研究の支援を推進します。
参考1:
アジア太平洋産業数学コンソーシアム
https://apcmfi.org/
国際産業数理・応用数理評議会
https://iciam.org/
参考2:
IMIの協定締結校リスト
(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、ラ・トローブ大学など、九州大学の協定締結校は除外しています)
| 協定締結校 | 国名 / 地域名 | 協定区分 |
| ワルシャワ工科大学数理情報科学部・ワルシャワ工科大学高等研究センター | ポーランド / ヨーロッパ | 部局間学術交流協定 |
| ベトナム高等数学研究所 | ベトナム / アジア | 部局間学術交流協定 |
| ハンブルグ大学数学・情報科学・自然科学部 | ドイツ / ヨーロッパ | 部局間学術・学生交流協定 |
| スファックス大学理学部 | チュニジア / アフリカ | 部局間学術交流協定 |
| 韓国高等科学院数学部門 | 韓国 / アジア | 部局間学術交流協定 |
| トリノ工科大学 | イタリア / ヨーロッパ | 部局間学術交流協定 |
| 亜洲大学校数理学科、産業数学・統計亜洲センター | 韓国 / アジア | 部局間学術交流協定 |
| マレーシア工科大学産業数理・応用数理センター | マレーシア / アジア | 部局間学術・学生交流協定 |
九州大学協定締結校のリストは、以下をご覧ください。
https://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/agreeview/worldmap.php
国際連携展開部門 所員一覧
- チェザナ ピエルイジ(教授)(部門長)
PDEs, Calculus of Variations, Gamma-convergence, Materials Science - 梶原 健司(教授)(兼任)
離散微分幾何,可積分系,パンルヴェ系,離散・超離散系 - グエン デュイ ヒエン(教授)(兼任)
Mathematical Statistics; Statistical Computing; Statistical Learning; Bayesian Statistics; Signal Processing; Stochastic Programming; Optimization Theory - 佐藤 文一(教授)(兼任)
科学技術・イノベーション政策、産学連携、基準認証 - ガイナ ダニエル(准教授)
Logic, Formal Methods, Category Theory - 田上 大助(准教授)(兼任)
数値解析,数値流体力学,数値電磁気学,計算機援用設計