九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

ANZIAM2026:学生参加レポート

オセアニア地区の応用数学・産業数学系の学会であるANZIAM(Australian and New Zealand Industrial and Applied Mathematics)の2026年年会がオーストラリア・キャンベラのCanberra Rex Hotelで開催され、多数の本学学生(+IMI 梶原教授、Cesana教授、松江教授)が参加・講演を実施しました。
https://www.mathematics.org.au/sys/pages/plain.php?conf_id=69&page_id=39
今回、参加された学生さんよりレポートをいただきました。

西 康汰 (にし こうた、マス・フォア・イノベーション連係学府、博士1年)

2⽉8⽇~12⽇にかけて、オーストラリアのキャンベラで開催されたANZIAMに参加してきました。オーストラリアは夏の時期で、滞在中には暑い⽇もありましたが、⽐較的涼しく過ごしやすい⽇が多かった印象です。私は、真正粘菌の馴れの学習メカニズムの数理モデリングについて⼝頭発表を⾏いました。発表を通して、⾃⾝の研究内容を英語で分かりやすく伝えることの難しさを実感し、英語⼒の向上が必要であると痛感しました。その⼀⽅で、拙い英語にも関わらず、理解しようと⽿を傾けてくださるオーストラリアの⼈たちの温かさも感じました。本学会での経験を通して得た学びを、今後の研究の発展につなげていきたいと思います。



菅 陽佳 (すが はるか、マス・フォア・イノベーション連係学府、修士1年)

「ANZIAMで得た学び」
2/8から2/12でオーストラリアのキャンベラ開催されたANZIAMに参加しました。海外の学会には何度か参加していましたが、初めての外国での英語で口頭発表ということもあり緊張していました。

本学会では、生物や医療など様々な分野で数学を応用した研究が行われていることを知ることができ、数学の可能性が広いことを実感することができました。また、オーストラリアでは学生であっても堂々と身振り手振りを加えながら研究内容を発表しているのが印象的でした

私はカテーテル治療の治療順序に関する数理モデルについて発表しました。大きな会場での発表で人も多く緊張しましたが、比較的スムーズに研究内容を発表することができたと思います。一方で、棒立ちになってしまったり、余裕がない感じが出ていたりしたのではないかと反省しました。しかし、オーストラリアの方々が私が聞き取れるように簡単な英語で質問をして下さったり、感想を個人的に伝えてくださったりして、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。オーストラリアには人を尊重し、積極的にほめる文化があり、過ごしていて私自身居心地が良く、自分も実践したいと思いました。
ANZIAMの参加を通して、研究や英語の勉強へのモチベーションが高まり、さらに精進していこうと考えています。
本学会への参加にあたっては、マス・フォア・イノベーション連係学府 より渡航費等のご支援をいただきました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。


門脇 大我 (かどわき たいが、マス・フォア・イノベーション連係学府、修士1年)

オーストラリアのキャンベラで開催されたANZIAMに参加しました.私にとっては今回が初めての海外での口頭発表ということもあり,現地に向かうまでは期待と不安が入り混じっていました.キャンベラは自然豊かな美しい都市で,食事も非常に美味しかったです.講演では,血管内のプラーク形成と治療を粒子のランダムウォークを用いて効率的に計算するモデルについて発表しました.発表直前は緊張感がありましたが,会場の雰囲気は非常に温かく,落ち着いて発表を終えることができました.印象的だったのは,セッションの合間に設けられるティータイムの文化です.紅茶や軽食を片手に,様々な地域の学生や先生方とフランクに研究や日常について話すことができ,研究に対するモチベーションが大きく向上しました.この学会で得た経験と繋がりを,今後の研究活動に活かしていきたいと思います.


林 善道 (はやし よしみち、数理学府、修士1年)

(編集委員コメント:林さんからは、非常にボリュームのある文章を寄稿いただきました。以下のリンクよりご覧いただけます。)
https://note.com/444_hill/n/ne00ed3d6a292

2027年のANZIAMはニュージーランド・オークランドで開催予定です。
多くの学生さんに、積極的に参加いただければと思います。