イベント報告:第3回CEMDI-PAIMSシンポジウム
2025.05.28
2025年4月23日〜25日にかけて、AIと材料科学のグローバルリーダーが集結し、第3回CEMDI-PAIMSシンポジウムが九州大学I²CNER(カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所)で開催されました。このイベントは、九州大学I²CNER主催、IMI、モントリオールの国立科学研究院(INRS)の共催で行われました。
https://cemdi.inrs.ca/2025symposium
今回のシンポジウムは、日本、カナダ、中国、イタリア、ブラジルの研究機関から45名の著名な講演者を迎え、人工知能と材料科学の交差点における深い意見交換を行いました。
参加者の所属機関は以下の通りです:
・中国:西安交通大学
・日本:九州大学、京都大学、大阪大学、島根大学、公立はこだて未来大学、海洋研究開発機構、東京理科大学、東京都立大学、広島大学、株式会社ダイセル
・カナダ:INRS、オタワ大学、コンコルディア大学、Milaケベック人工知能研究所、モントリオール大学、トロント大学、ヨーク大学、カルガリー大学
・イタリア:トリノ工科大学
・ブラジル:パラナ連邦大学
一線級の研究成果の講演のほか、以下のイベントがシンポジウム中に執り行われました。
・英国王立化学会(Royal Society of Chemistry)の口頭発表賞の授賞式:
卓越した研究業績を讃える英国王立化学会口頭発表賞の受賞式が執り行われました(詳細は、英語版記事をご参照ください)。
英語版:https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-17319/
・日本とカナダの産学連携と新たな機会を探るための交流会議:
I²CNERの研究者の他、IMI、ケベック州政府在日事務所、カナダ政府通商事務所などからも数名が参加し、国際的な研究パートナーシップ、特に日本とカナダ・ケベック州との結びつきを強化するパートナーシップの広がりと戦略的価値を浮き彫りにすると同時に、九州大学とINRSの教授陣による共同研究の土台を築き、長期的な学術交流と共同研究イニシアチブの種まきを行いました(参加者の詳細は、英語版記事をご参照ください)
英語版:https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-17319/
・I²CNERの世界トップレベルを誇る研究施設のガイドツアー:
I²CNERで実施されているクリーンエネルギー技術、人工知能、先端材料科学における画期的な研究の見学会が行われました。
最後に、本シンポジウムの参加者、オーガナイザー、パートナーの皆様の貢献と献身に感謝すると同時に、我々は引き続き協力し合い、2026年にモントリオールで開催される次回のCEMDI-PAIMSシンポジウムにコミュニティの皆様をお迎えすることを楽しみにしています。
Pierluigi Cesana(IMI、共同組織委員)
日本語訳・アレンジ:松江 要(IMI / I²CNER)

