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九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

[ピックアップ] 量子計算時代にも安全に利用可能な「日本発のデジタル署名方式」公開

弊所の池松泰彦准教授が参画する研究グループが、共同研究開発を進めている「デジタル署名方式:QR-UOV」の安全性証明、および処理性能を向上させる実装技術を含む新たな技術仕様書を公開しました。
「QR-UOV」 は米国標準化コンペに提出している方式で、2024年10月に第2ラウンドへの進出が決まり、2025年9月に開催される第6回NIST PQC標準化会議で発表する予定です。
今回、提案初期と比較して処理性能が向上したことにより、効率性とコンパクトさを両立することができ、提案方式の標準化採用や社会実装に大きく前進しました。

本件は本学と東京大学、日本電信電話株式会社、長崎県立大学の共同プレスリリースとして、2025年1月20日に公開されました。
詳細は以下のプレスリリース全文に掲載されています。

プレスリリース、概要と詳細:
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/60340/25_0120_03.pdf

発表会議と仕様書: NIST Post-Quantum Cryptography: Round 2 Additional Signatures
https://csrc.nist.gov/Projects/pqc-dig-sig/round-2-additional-signatures

以下の国内シンポジウムにて仕様書の概要が発表されています。
暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2025)
https://www.iwsec.org/scis/2025

参考:日本経済新聞 掲載記事
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=11&ng=DGXZRSP685478_Q5A120C2000000&scode=9432