九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

FMfI2024ポスター賞 出張報告 (柴田 修平氏, 九州大学)

2月19日から2月28日まで、FMfI2024のポスター賞受賞者への財政的支援に基づき、シンガポール国立大学 (NUS) のSubhro Ghosh教授 (https://subhro-ghosh.github.io/) を訪問し、学術的な議論を行いました。さらに、NUS確率セミナーに出席し、発表しました。

最近の研究テーマは、自己相似ガウス過程と「エレファント・ランダムウォーク」と呼ばれる非マルコフ確率過程です。特に、強極限定理を用いた漸近挙動について研究しています。今回の出張の目的は、私の研究を紹介し、Subhro Ghosh教授をはじめとするNUSの確率論メンバーと学術的な議論を交わし、新しいアイデアをもらうことです。特に確率セミナーでの発表を通して、それらは十分に達成できたと思います。セミナーとその後の夕食会では、建設的なフィードバックをいただきました。この旅で得た洞察と新たな研究の方向性は、私が研究を発展させていく上でかけがえのないものとなるでしょう。

最後に、貴重な議論の場と機会を提供いただき、丁重なおもてなしをいただいた、Subhro Ghosh教授とグループのメンバーに深く感謝します。
また、このような素晴らしい機会を与えてくださった指導教官の白井朋之教授、APCMfI、IMIにも感謝の意を表します。

マス・フォア・イノベーション連係学府 修士2年 柴田 修平