九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

濵田 裕康 ハマダ ヒロヤス

客員教員,佐世保工業高等専門学校

関数を合成するという操作は,さまざまな場面に登場する基本的な操作です.この合成という操作を関数空間上の有界線形作用素と考えたものは合成作用素と呼ばれ,多くの研究がなされています.私は合成作用素から生成される作用素環に興味をもち,研究を行っています.生成された作用素環の研究の他に,作用素環を用いた合成作用素自身の研究も行いたいと考えています.また別の研究テーマとして,コンピュータグラフィックス(CG)に関連した研究も行っています.CGを制作する上でキーとなる静止画を用意して,その間を自然に見えるように補間し,動画を作成する形状補間に関する研究です.最近は形状補間などに使われる計算の高速化について考察しました.CGの研究では,近年,数学を使ったものが多くなっていると思います.私はCGに関することはほとんど素人なのですが,数学を使って少しでも貢献できればと思っています.

キーワード C*環,合成作用素,形状補間
部門 客員部門
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