九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

手老 篤史 テロウ アツシ

准教授

研究者情報 研究・技術カタログ

(理論面の)対象様々な生物の行動制御
(理論面の)目標単細胞から高等生物までを繋ぐ行動原理の解明
ここまでの成果/重要な発見単細胞生物の知的行動の数理モデルと人間の脳の数理モデル化
これからの目標/現在取り組んでいる目標単細胞生物と人間の脳の共通数理モデル
応用上の成果/目標
さらなる発展の可能性・方向性

生物は長く過酷な生存競争を生き延びてきただけあって,生命現象の内には巧みで洗練された技術が多くあります.私の研究ではこのような生命現象を数式で書き表すことによって生命の持つ技術を理解・抽出し,工学・工業的な応用へと繋げる事を目標としています.
  鉄道網や蟻の列,血管網に葉脈など,輸送に関する様々なネットワークがあります.これらは全て使われている経路が発達し,使われて無い経路は縮退していく性質があります.このようなものを適応ネットワークと呼びます.これらの適応ネットワークの形状は状況に応じて最終的な形状が(毛細血管や大動脈のように)大きく異なります.このような適応ネットワークの形成を理解することに興味があります.
また,他にも生物の多様なリズムを用いた行動制御や生物の自発的な形態形成についての研究も行っております.

キーワード 数理モデリング,適応ネットワーク,多重リズム
部門 応用理論研究部門
リンク