九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

吉良准教授を含む産学連携チームが日本OR学会「事例研究賞」を受賞

IMIリエゾン戦略部門の吉良知文 准教授(受賞時は群馬大学准教授/IMI客員准教授)を含む4名からなる産学連携チームが、日本オペレーションズ・リサーチ学会「事例研究賞」を受賞しました。詳細は日本パレットレンタル株式会社様(以下、JPR)のプレスリリースをご覧ください。

JPR プレスリリース(2023年10月18日)
https://www.jpr.co.jp/release/2023/release000841.html

吉良准教授は、多数の輸送レーンが登録されたデータベースの中から協力効果が高い共同輸送の組合せを瞬時に列挙して提案する、共同輸送マッチング技術を開発しました。本技術はJPRが提供する共同輸送マッチングサービスTranOpt(トランオプト)にコアエンジンとして搭載されており、既に約180社の企業が利用しています(2023年10月時点)。同サービスは、国土交通省が作成した物流DX導入事例集にも掲載されるなど、物流業界で注目を集めています。

TranOptの開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けています(2019 年10 月~2021 年3 月)。助成事業における研究開発を進めるにあたり、IMIの神山直之教授、藤澤克樹教授、大学院数理学研究院の川崎英文名誉教授がアドバイザーとして支援を行いました。

参考)

OR学会各賞 歴代受賞者(公益社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会)
https://orsj.org/?page_id=1125

TranOpt 特設サイト https://lp.tranopt.jpr.jp/

国土交通省『物流・配送会社のための物流DX導入事例集』(令和3年度)
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_mn1_000018.html