九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

12月 IMI Colloquium(2022/12/14)を開催しました

講演タイトル : 糸島市とIMI連携事例から見る数学的アプローチによる地域課題の解決
講師:大鶴泰輔、徳永真一 (糸島市役所 経済振興部学研都市づくり課)
場所:IMIオーディトリアム(W1-D-413)およびオンライン配信
 
本講演では、糸島市役所の方から、糸島市とIMIとのこれまでの連携活動実績についてご紹介頂いた。

  例えば連携活動の一つとして、2016年度の「自律成長するAIを用いた移住満足度向上を目指す実証実験」を説明頂いた。近年、糸島移住の注目度が高まっており、移住満足度を向上させる必要がある。そこで、IMIの数理技術を用い、移住希望者の好みをモデル化することで、おすすめの移住地区を提案するAIマッチングシステムの開発がこの連携の中で行われた。この連携を通して、業務の効率化、対応職員でも気づかなかったおすすめの地区の提案などの様々なメリットがあったことが解説された。他にも、バス利便性の向上に関する連携活動について説明して頂いた。

   数学を使い地域課題解決に貢献できた具体的な例を紹介して頂き、数学がどのように実社会に役立つのかを知ることができた。さらには、もっとたくさんの貢献ができるのではと思わせてくれる講演であった。


参加者:30人 (内 学生: 11人; 教員: 11人; その他: 8人)