九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

2026年1月 IMI 臨時Colloquiumを開催しました

講演タイトル: 大規模並列混合整数計画ソルバによる,これまでに解けなかった問題を解くことへの挑戦
場所: W1-D-710 中セミナー室及びZoomによるオンライン
講師: 品野 勇治 (Zuse Institute Berlin)
参加者: 16人(学生: 4人; 教員: 6人; その他: 6人)

本講演では,最新のソルバーと大規模並列計算を組み合わせることで,混合整
数計画法 (MIP) における未解決問題の解決を目指す研究が紹介された.
品野氏は,SCIPなどのソルバーを大規模並列環境で運用するためのフレームワー
ク “UG” を開発したこと,”UG” がレーシング・ランプアップ,動的負荷分散,
チェックポイント/リスタートといった技術を活用していること,”UG” の適用
により,MIPLIBライブラリに含まれる20以上のベンチマーク問題において,初
めて最適解を得る成果を挙げたことが紹介された.
また品野氏は,事前処理に起因する問題構造の変化など,並列化特有の課題に
ついても言及された上で,GurobiやXpressを含む複数のソルバー間で解や情報
を共有する新方式も開発し,既存の方式では扱うことのできなかった問題への
適用などに関する成果も報告した.