SGW2026 開催報告
2026.08.24
スタディグループ・ワークショップ(SGW)は、産業界・自治体・研究機関などから課題提供者を募り、数学の研究者・学生が協力して現場の未解決問題の解決を目指すイベントで、九州大学では2010年より毎年開催されています。本年は、2026年7月22日から7月28日にかけて、九州大学伊都キャンパスにて開催されました。参加者数は、学生・研究者・課題提供者らで延べ194名にのぼり、昨年同様の大規模となりました。
https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/sites/sgw2026/
今年度は、以下の3つの課題に対し、複数のグループが編成され、数学的手法を用いた解決が試みられました。
・自動物流倉庫における搬送性能の限界予測
(村田機械株式会社 研究開発本部)
・Weighted Signed Network におけるランキングスコア設計
(富士通株式会社 富士通研究所)
・PQC時代の暗号資産鍵管理における安全性・可用性・運用コストのトレードオフの定量評価
(株式会社インターネットイニシアティブ セキュリティ情報統括室)
SGW2026は、産業界と学術界から多様な参加者が集い、数理科学を基盤とした活発な議論と協働を通じて、企業が抱える課題に対する新たな着想や解決への方向性を探る貴重な機会となりました。各テーマにおいては、数学的アプローチを活用した成果が示されるとともに、参加者の専門的知見の深化や新たな発見にもつながったと考えられます。
また、SGWが学生参加者に対する有効性が高い教育方法としても定着していることから、2026年度より、九州大学の以下の学府/学部学科において、SGWへの参加を前提とした集中講義を開講し、授業としても履修できることになりました。
・大学院マス・フォア・イノベーション連係学府 博士前期課程
・大学院数理学府 修士課程
・理学部 数学科 4年
SGW2026運営委員
手老 篤史
池松 泰彦
松江 要
吉良 知文