九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

2025年3月21日 明善高校マスツアー2024

2025年3月21日、九州大学伊都キャンパスにて、IMI中高生対象アウトリーチ企画
「明善高校マスツアー2024」
を開催いたしました。対象は参加を希望した福岡県立明善高等学校1、2年生の11名です。ツアーでは講義、座談会、キャンパス散策、中央図書館見学を実施しました。

本ツアーは手老研究室卒業生の横山圭先生の
「高校生達に応用数学の魅力を伝えたい」
という要望から、手老研究室が中心となって企画しました。また、引率教員として、同じく手老研究室卒業生の柿添美里先生も参加されました。

午前中は3つの講義を行いました。講演者はマス・フォア・インダストリ研究所の手老篤史准教授、数理学府修士1年の梶村泰生さん、数理学府修士1年の原田健太郎さんの3名です。

手老准教授の講義では、
「渋滞学、粘菌のネットワーク、概日リズム、熱帯魚の模様の仕組み」
といった様々な数理モデルを紹介しました。

梶村さんのオンライン講義では、
「マルコフ連鎖」
の説明を行い、Webサイトの検索システムに応用されていることを紹介しました。

原田さんの講義では
「感染症の数理モデル」
であるSIRモデルを紹介し、感染症対策の有効性を数学的に検証しました。

座談会では、講演者に加え、数理学府修士1年の南和宏さん、数学科3年の小嶋朝希さんが高校生達と交流しました。
午後のキャンパス散策では、中央食堂で昼食をとり、 皎皎舎(購買)でお土産を購入し、九州大学の銘板で写真撮影を行い、椎木講堂を見てまわりました。最後の中央図書館見学では、職員の方が館内の見所を案内しました。

ツアー終了後のアンケートでは、応用数学に魅力を感じたという声や、九州大学の施設の凄さに惹かれたという声がありました。高校生達が数学や大学の魅力を感じることができる企画となりました。