IMIニュースレター6月号への寄稿文掲載と2025年度のご報告について

2026年6月発行のIMIニュースレター6月号特集(https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/publication/iminewsletter/)に、開設から1年を迎える九州大学マス・フォア・インダストリ研究所オンサイト施設についての寄稿文が掲載されました

九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所オンサイト施設 開設1周年を迎えて

 昨年度6月、経済学研究院・人文社会科学系事務室との連携のもと、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所オンサイト施設が開設されました。数学系の皆さまには馴染みが薄いかもしれませんが、公的統計調査の質の高い二次的利用データは、近年、さまざまな応用分野や行政において重要性が高まっています。これらのデータを利用するには申請と許可が必要で、利用者も限定されますが、研究者や行政関係者にとってその価値は非常に大きいものです。

 背景には、統計法第33条および第33条の2に基づき、情報保護を前提として行政機関等の承諾を得た調査票情報(集計前の個票データ)を公益性のある学術研究に活用できるようにする国の取り組みがあります。この流れを受け、国内の大学・行政機関・研究機関に情報セキュリティを確保したオンサイト施設が整備され、従来より探索的な分析が可能になりました。


 九州地域にはしばらく長崎に1施設しかありませんでしたが、九州大学での新設にあたっては、統計データ利活用センターを始めとする非常に多くの関係者の皆さまと議論を重ねてきました。経済学研究院、人文社会科学系事務室、理学部等事務室、IMIオンサイト事務局が一丸となり、数年にわたる準備期間を経て、ようやく開設に至りました。


 開設に際しては、昨年度6月13日にキックオフセミナーを開催しました。当時の記事(https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/onsite/post-617/)でも報告されているように、アカデミアのみならず全国各地の行政機関からも多数のご参加をいただき、私自身も予想以上の関心の高さに驚かされました。


 開設後は利用件数が着実に増加し、年度末には稼働率が80%近くに達しました。需要の高さは当初の想定を大きく上回り、利用者としてもその広がりを強く実感しています。運営に携わる関係者の皆さまのご尽力に、改めて深く感謝申し上げます。


 本施設は今後も、九州大学大学院経済学研究院との連携体制のもと、九州地区におけるデータ利活用の中核拠点として、探索的かつ実証的な公的ミクロデータ解析の研究推進に貢献してまいります。

執筆者:廣瀬雅代

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所オンサイト施設2025年度の施設利用報告

 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所オンサイト施設の2025年度における利用状況について、以下のとおり報告いたします。
 本報告では、開設初年度の施設利用実績を集計し、月別の利用状況や稼働率等を取りまとめました。掲載する集計表は、今後の施設運営および利用促進の参考とすることを目的としています。なお、利用者個人や個別の研究内容が特定されない形で集計・公表しています。
 今後も、九州地区における公的ミクロデータ利活用の拠点として、円滑な施設運営に努めてまいります。

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所オンサイト施設事務局