要旨:
キヤノン(株)の研究開発における数理解析の活用状況をベースに企業の「ものづくり」の現場における数学の位置づけを述べ、その具体例としてパーコレーション電気伝導の計算結果、及び計算流体力学アルゴリズムの研究例を紹介する。パーコレーション電気伝導の例では差分化の難しさと、ものづくりという視点を明確した事による数理的な発見とを紹介する。計算流体力学アルゴリズム開発では、微分同相写像群による流体の抽象的な定式化と特異点理論とがインクジェットプリンタの実用の解析に役に立った事例を紹介する。それらを通して、企業のものづくりの現場での数学の有用性と、数理解析的な分野での企業と大学との連携がものづくりを目指した研究開発に効果が期待できる事とを述べたい。
〒819-0395
福岡市西区元岡744番地
TEL:092-802-4402
FAX:092-802-4405
(数理・MI研究所事務室)
IMI(マス・フォア・インダストリ研究所)
共同利用・共同研究拠点
セミナー
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全て(掲示受付分)(1793) | ![]() |
今日・明日のセミナー(0) |
ものづくりにおける数理-パーコレーション電気伝導と計算流体力学の事例を通して-
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開催時期 | 2012-05-17 15:30~2012-05-17 17:00 |
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場所 | 伊都キャンパス伊都図書館3階 中セミナー室3 |
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受講対象 | |
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講師 | 松谷 茂樹(キヤノン(株) 解析技術開発センター数理工学第三研究室 室長) |