講演概要:
実数値や実数ベクトル値の空間分布はありふれたデータであるが,それを人間が把握することにも,読み取った情報を定量化することにも,困難が付きまとう.解析支援のためにデータを可視化する研究が計算機科学分野で進む中で,データに含まれる特徴的な部分を発見する手段として,データを空間からデータ値への写像と捉え,微分トポロジーの観点から解析するアプローチが発達した.本講演では,まず実数値の空間分布を微分トポロジーに基づいて解析するコンタツリーの研究を簡単に紹介し,次に講演者がそれを2次元ベクトルの3次元空間分布へ拡張・応用したReeb 空間の可視化研究を紹介する.まずは数学者の特異ファイバー研究を支援したが,このときの成果は後に汎用データ解析のために逆像の連結成分を選別する手法へも活かすことになった.
第1回IMI数理DSカフェ (COI共催)
〒819-0395
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(数理・MI研究所事務室)
IMI(マス・フォア・インダストリ研究所)
共同利用・共同研究拠点
セミナー
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今日・明日のセミナー(0) |
微分トポロジーに基づくデータの可視化
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開催時期 | 2018-07-10 16:00~2018-07-10 17:00 |
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場所 | 九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 4階 IMIオーディトリアム (W1-D-413) |
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受講対象 | |
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講師 | 櫻井 大督 (Zuse Institute Berlin) |