新着情報詳細

12月臨時IMI Colloquium(2019/12/19)を開催しました

研究集会・セミナー


2019年12月19日, 12月 臨時 IMI Colloquiumを開催しました.
 
12月 臨時 IMI Colloquium
講演タイトル:量子計算機時代の暗号技術について
講師:秋山 浩一郎 氏 (株式会社東芝 研究開発センター)
場所:九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 ウエスト1号館 D棟 4階
         IMIオーディトリアム(W1-D-413)(円形階段教室)
 
本講演では量子計算機時代でもネットワークの安全性を維持できる「耐量子計算機暗号」について、その社会的なニーズと、そのニーズに応えるべく提案されている代表的な方式とその課題が紹介された。また、課題を解決するべく講演者が共同研究先とともに検討している不定方程式暗号の解説があった。

耐量子計算機暗号として有力視されている格子暗号はその安全性の根拠を線形空間上の最短ベクトル問題の計算困難性においている。しかし、線形問題であるため小さな鍵では十分な安全性が保てず「鍵サイズが現行暗号よりも大きくなる」という課題を抱えている。講演者らはこれを解決すべくある種の可換環上定義された非線形不定方程式を利用した公開鍵暗号を提案している。

可換代数や整数論を基本原理としたこれらの暗号は次世代技術構築における(代数を基礎とした)抽象数学の重要性を再認識させるものであった。

参加者数:教員10名,学生24名
 
 
下に写真を掲載しました.
各画像をクリックしていただければ大きな画像が表示されます.