共同利用

運輸業におけるドライバーの健康リスク評価研究


種別 短期共同研究
研究計画題目 運輸業におけるドライバーの健康リスク評価研究
研究代表者 谷 弘幸(株式会社富士通交通・道路データサービス ビジネス開発Team・エキスパート)
研究実施期間 平成28年6月1日(水)~ 平成28年6月3日(金)
研究分野のキーワード 運輸業 健康リスク 複雑系 アルゴリズム 体調予報 モデリング
目的と期待される成果  2012年の関越自動車道でのバス事故を嚆矢として、最近の軽井沢でのスキーツアーバス事故など、重大な輸送事業事故が多発しており、社会的に大きな問題となっている。「安全運行サポーター協議会」は安全・健康な輸送事業のため、科学的手法に基づく運行管理を目指し、業種横断的なプラットフォームとして2014年に設立された。
 本協議会には運行管理機能を提供するデジタコ機器や、眠気・疲労検知装置、健康器具などのメーカー、関連する大学・研究機関に加えて、バスやトラックなどを運行する輸送事業者まで参加している。様々なセンサーにより運転時の体調に加えて、睡眠の質、食事の内容などのドライバー情報も同時に収集し、運転に支障をきたす予兆を発見、それに対処するためのアクションを統合的に提供することを目的としている。
これまで、各社が単独でドライバーの安全や健康リスクを見える化する機器やサービスの開発と活用に関する研究を行ってきたが、生活場面を含む包括的な安全・健康対策となるドライバーサポート技術については寡聞にして知らない。ドライバーの体調や運転に支障をきたすリスクを詳細かつタイムリーに把握しフィードバックするためには非常に複雑なモデリングが不可欠である。しかし必要な情報を得るために多くのセンサーを取り付けた状態で運転することは現実的ではなく、最小限の情報で多くの予兆やリスクを発見することが必要となる。そのため、本研究は健康情報に焦点をあて、これまで同時に収集し検証したことのないデータを用いて健康リスクのモデリング研究を行い、そのリスクを低減させるアクションにつなげていく事で、安全で安心な輸送事業に貢献していくものである。
組織委員(研究集会)
参加者(短期共同利用)
作本 貞子(NPO法人 ヘスルケアネットワーク・副理事長(国土交通省健康起因事故対策協議会委員))
新藤 幹雄(株式会社タニタ・執行役員、事業戦略本部企画開発部長、知的財産室、タニタ体重科学研究所 担当)
雪野 皐月(株式会社タニタ・タニタ体重科学研究所 研究員)
吉川 勇人(株式会社富士通交通・道路データサービス・シニアマネージャー)
松元 俊(公益財団法人 大原記念労働科学研究所 研究部・主任研究員)
西井 龍映(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授)
二宮 嘉行(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・准教授)